■ ID | 184 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Pore-size Distribution of Landform Material and Its Geomorphological Significance |
■ 著者 | 鈴木隆介
Takasuke Suzuki
中央大学 八戸昭一 Shoichi Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | Fifth International Conference on Geogmorphology, 24 August, 2001/Transactions, JGU、8月24日 |
■ 抄録・要旨 | 地形を構成する岩石の性質を評価する指標として間隙径分布に注目し、様々な岩石物性(強度、間隙率、密度、弾性波速度、透水係数など)との関係について考察した。 岩石中の間隙径分布は水銀圧入法によって計測し、大間隙(α:10^(1.5)〜10^(0.5)mm)、中間隙(β:10^(0.5)〜10^(-0.5)mm)、小間隙(γ:10^(-0.5)〜10^(-1.5)mm)及び微小間隙(δ:10^(-1.5)〜3.6×10^(-3)mm)に区分し、その量をそれぞれVα, Vβ, VγおよびVδとした。力学的性質の代表である一軸圧縮強度は大間隙+中間隙(Vα+Vβ)と明瞭な負の相関があるが、小間隙や微小間隙とは無相関であり、特に岩石の風化に伴って小間隙や微小間隙が減少し、大間隙や中間隙が急激に増加することが判明した。さらに、ボーリング試料などの破砕片の間隙径分布を測定することによって、様々な岩石物性を評価できる可能性を指摘した。 |
■ キーワード | 間隙径分布、岩石物性、水銀圧入法、力学的性質 |
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